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2009年03月13日

第18話 『悪意の行方』


相棒 7th season 第18話 『悪意の行方』 (09/03/11放送)
 冒頭から、陣川さんと右京さんが監禁されています。
 2人とも何者かに拉致され、ここに連れてこられたもよう。
 何とか自分たちの存在に気づいて貰おうと努力しますが、主に陣川さんのせいで空回りしてしまいます。
 しかし、誰かが通報してくれたらしく、何とか救助が訪れました。
 一体、誰が何のために、こんなことをしたのでしょうか。




刑事部長に呼び出された2人は、自宅謹慎を命じられると共に、今回の事件の心当たりを尋ねられました。
右京さんによれば、昨日、警視庁の受付を訪れた男性が、特命係を呼び出したそうです。
ところが、受付へ行ってみると、既に男性の姿はなかったとのこと。
恐らくこれは、特命係の人間の顔を確認したかったのでしょう。
となれば、陣川さんも特命係の一員として拉致監禁されたと考えられます。

 陣川さん、自室に指名手配写真をベタベタと貼りまくり、
 それらしい人物を見つけては職質を掛けるという勢い込んだ行動は、相変わらずのようです。
 右京さんは、そのとき彼が特命係を名乗ったのではないかと考えたようですが、
 本人曰く、きちんと 「捜査一課の経理」 と名乗っているそうな。
 ………(´Д`;)


拉致監禁現場の付近で見つかった携帯電話の主が判明しました。
私立真清学園中学校の教師・伊藤 真央さんは、昨日携帯電話を無くし、困っていたと言います。
そのとき、携帯電話に、彼女を中傷する卑猥なコラージュ写真が添付されたメールが届きました。
事情を尋ねると、伊藤さんの教え子が、学校裏サイトを通じてイジメに遭っており、
それを解決するため、警察に通報したところ、別の教え子がサイトの管理人をしていたことが発覚。
その男子生徒・八木下 卓也くんは、退学になってしまったのだそうです。
彼がメールの送り主かもしれないと言いつつ、事を荒立てることを避けようとする伊藤さん。
右京さんは、彼女を恨んでいる男子生徒が、罪を着せるために携帯を置いていったのかもしれないと考えました。

 突拍子もない考えでも、取り敢えず調べてみてから結論を出す。
 とっても “右京さん方式” ですね(´m`)
 薫ちゃんの場合、右京さんの飛躍した推理を聞くと、「それはないだろう」 と言っては諫められていましたが、
 陣川さんの場合、有り余るほどのやる気に満ちているので、来るなと言われても付いてきますね。
 ただし、熱意だけはあるものの、一向に実力が伴わないんだなぁ、これが。






陣川さんは、助けてくれた御礼を言うために、特命で通報した女性を見つけ出してしまいました。
通勤途中に不審な物音に気づき、通報してくれたという久保田 優子さん。
花の里で食事をした短い時間のうちに、すっかり彼女に夢中な陣川さん。
サイトの監視をする仕事をしていて警察にも縁がある、と言われたことにすら、運命を感じてしまいます。

 サイトの監視……(;´Д`A
 これ、どう考えても久保田さんが事件に関わっているとしか思えませんよね。
 大体、陣川さんが好きになる女性は、おしなべて犯人なんだもん。
 彼が新相棒になったら、途中から見ても犯人判ってしまいますな。


右京さんを船まで運んだ盗難車の運転手が、Nシステムで撮影されていました。
陣川さんは、かつてこの写真の人物と思われる男に、職務質問をしたことがあると言います。
珍しいことに、その記憶は確かで、五味 勇一郎は右京さんを船に監禁した犯人でした。
ところが、右京さんを襲撃した人物と五味はまったくの別人どころか、面識もありません。
彼らは、あるサイトの掲示板で盛り上がった 『特命係誘拐作戦』 に乗った者たちだったのです。
そもそもの発端は、掲示板で 「学校裏サイトの管理人を退学にした女教師」 の話題が出たことでした。
女教師への反感が高まると同時に、管理人を摘発したのが “特命係” だと書き込まれ、
「特命係の人間を拉致監禁し、現場に女教師の携帯を落としておく」 という計画が展開されていきます。
右京さんは、計画そのものではなく、書き込みがすべて計画に対して肯定的であることに着目。
反対意見を尽く削除したのは、管理人以外に有り得ないと考えました。

 久保田さんが関与している可能性は、益々高くなっていきますね。
 何でも、劇場版の事件の際、陣川さんは様々なSNS運営会社に聞き込みをしていたのだとか。
 その際、特命係を名乗っていたことも判明しました。
 つまり、この 『BURAI』 とかいう会社が久保田さんの勤め先で、聞き込みに来た陣川さんの言葉から
 特命係の仕事を勘違いしていた、と。






警視庁のハイテク犯罪対策センターが動いたことにより、掲示板に犯人しか知り得ないことを書き込んだ人物は、
全員、身柄を特定され、サイトの管理人である八木下 卓也くんも捜査一課に事情聴取されました。
しかし、唯一判らないのは、伊藤 真央という実名を掲示板に書き込んだ人物。
伊藤さんもまたBURAIの運営するSNSの会員であったことを知った2人は、再び彼女に話を聞きに行きます。
すると彼女は、一部のコミュニティで本名と素性を明かしていることが判明。
そして、そのコミュニティ内で、かつて自分も学校裏サイトでクラスメイトの個人情報を書き込み、
それが原因で、自営業だった彼女の店で、万引き被害が多発した…と告白していました。
陣川さんが思い出したのは、久保田さんの実家が、万引き被害により閉店せざるを得なくなったという話。

 久保田さんの関与は、彼女の登場時から見え見えでしたが、
 登場前は、完全に教師と生徒が主軸のストーリーだと思っていましたから、
 そういう意味では、かなり予想外の展開でした。
 やっぱり、陣川さんがいると、犯人が判りやすくなってしまいますよねぇ。
 まぁ、今回の件に関しては、“犯人” とは言い難いですが。


久保田さんは、仕事の一環で偶然、伊藤さんの発言を目にしました。
自分の実家を思わせる内容に、思わずSNS内で伊藤さんのことを調べてみると、
彼女が万引き事件の切っ掛けを作った犯人としか思えません。
どうしても許せなくなった久保田さんは、八木下くんのサイトで伊藤さんに関する書き込みがあるのを見つけ、
復讐心から彼女の実名を書き込んでしまいました。
しかし、八木下くんの思惑により、自体は予想外に大きくなっていきます。
恐ろしくなった久保田さんは、書き込みにあった監禁場所へ向かい、特命係を救出したのでした。
後悔を口にしつつも、伊藤さんへの怒りを収められない久保田さんに右京さんは言います。
伊藤さんは現在、ネット上でのイジメをなくすために尽力していること、
そして、久保田さんの実家の個人情報を書き込んだ人物と、彼女は別人であるということを。

 先週も同じことを感じましたが、今週もラストの一節が蛇足だなぁ。
 伊藤さんは、久保田さんの個人情報を書き込んではいない…という部分は必要でしょうか。
 「伊藤さんが復讐相手ではなかったと知って後悔する」 のは少し違うと思うんですよ。
 「憎い相手だとしても、酷い手段で復讐してしまったことを後悔」 して欲しいんです…。
 それに、別人だということに久保田さんが気づかない方が不自然だと思いますが。
 SNSであれだけ個人情報を晒している伊藤さんなら、本当の年齢くらいプロフィールに書くんじゃ?
 書いていないとしても、自分と同級かどうかくらい判ると思うんですけど。




【総評】
 テーマが学校裏サイトなら、学校が舞台にでもなるかと思いきや、
 中心人物もストーリー展開も予想外で面白かったです。
 久保田さんの関与がバレバレで、そこから真相が推測できるのは、御愛嬌。
 最後の蛇足だけなければ、満足できた回だったんですけどねぇ。




【来週の相棒】 特命
 最終回にして、新たな相棒が登場するという、来シーズンへの意欲満々な予告ですね。
 一瞬写った経歴を見たところ、『神戸尊(39) 警察庁警備局警備企画課・課長補佐』 とのこと。
 そして階級は右京さんより上の警視。
 ところが、伊丹さんたちが彼を “警部補” と言っているシーンが…。
 これは 「杉下右京を駆除する」 という意味ありげな台詞と関係しているのでしょうか。
 タイトルの 『特命』 というのは、彼が特命係に来る本当の理由を指しているのかもしれませんな。
 ただの左遷ではなく、理由があって乗り込んできたなら、“意味のある” 理由ですよね。
 8th seasonは久々に、最終話に向かう大きなストーリーの流れが期待できそうです。
 ちなみに、7th season最終話の方は、どこの金田一耕助かと思うような内容でした。 

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Posted by 黴 at 23:39│Comments(0)相棒
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