2009年02月16日
第14話 『男装の麗人』
相棒 7th season 第14話 『男装の麗人』 (09/02/11放送)
マンションの一室で向かい合う、スーツの女性と、バスローブ姿の女性。
スーツの女性は、引退と起業への援助を口にし、バスローブの女性はそれを拒否。
自分に逆らうつもりなら、徹底的に潰すと宣言しました。
交渉は二重に決裂してしまったようです。
マンションの一室で向かい合う、スーツの女性と、バスローブ姿の女性。
スーツの女性は、引退と起業への援助を口にし、バスローブの女性はそれを拒否。
自分に逆らうつもりなら、徹底的に潰すと宣言しました。
交渉は二重に決裂してしまったようです。
帝都歌劇団の公演を観に来ていた右京さんとたまきさん。
右京さんにとって、初めて観る舞台は、看板スター・荊城 紫雨の引退公演でした。
その3ヶ月後、女性実業家の山際 昌子さんが、自宅で遺体となって発見されます。
山際社長は、心臓に疾患があるにも拘わらず、風呂上がりに扇風機を使う習慣が改まらなかったらしく、
死因も、急激に体温が下がったことによる急性心不全だと思われます。
事故死と断定した捜査一課を余所に、右京さんは何者かが山際社長に心臓麻痺を起こさせたと考えました。
“凶器” と推定されるのは扇風機とは反対の位置にあるサーキュレーター。
この推理が正しければ、警察が来る前に、サーキュレーターの向きを元に戻した人物が居るはず。
第一発見者は、山際社長に呼び出されていたという、専務の矢橋さんと、
新設タレントスクールの共同事業者で、元帝都歌劇団の淀 わたるさん、
そして、帝都歌劇団を引退したばかりの荊城 紫雨さんです。
右京さんが他殺を疑ったのは、バスローブに、花瓶に入っていたバラの花粉が付いていたから。
で、バスローブに着替えてから花瓶に入れるというのは不自然なので、
遺体と花瓶の延長上にあるサーキュレーターから風が送られていたのだろう、という推理に至るわけです。
しかし…バスローブ姿でバラを花瓶に活けるのって、そんなに不自然ですかね?
バラが届いたから花瓶に入れなきゃ~、でも取り敢えず風呂に入りたい~、って状況もありますよね。
仕事をして、疲れて帰ってくる人なら尚更じゃないかなぁ。
少なくとも黴は、風呂上がりに洗濯をしたり、洗い物をしたりしますけども…。
脚本書いた人は、風呂から上がったら、もう何もしたくないタイプなんだろうか。
容疑者たちは、三者三様に動機があり、アリバイがあるのは矢橋専務のみ。
ところが、聞き込みに行った荊城さんのマンションで、彼女の隣人がアリバイを証明します。
何故、荊城さんが自身のアリバイを主張しないのか…。
その理由は、恩義ある先輩の淀さんを庇っているからなのでしょうか。
聞き込みの中で、荊城 紫雨初舞台に何かがあると踏んだ右京さんは、7年前のことを調べ始めます。
すると、その公演を境に佐々木 健二さんと言う舞台装置担当のスタッフが、外れていました。
彼は仕事を辞めた後、職を転々としましたが長続きせず、3ヶ月前、自ら命を絶ったのだとか。
(; д ) ゚ ゚ 迫り上がってきたんですけど!?
誰もいない舞台に佇む荊城さん。
機械の作動音と共に、せりで登場したのは右京さんでした。
一体、何の意味が……(´Д`;)
どうやら、荊城さんを呼び出したのは右京さんのようです。
7年前の初舞台で、佐々木さんが、このせりを動かしていたこと。
3ヶ月前、荊城さんが佐々木さんを訪ね、その後、彼が自殺したこと。
そして、彼の自宅で手に入れた、初舞台のパンフレットには、主演として潮風 うららなる人物の名があったこと。
これらから右京さんは、主演の潮風うららさんが、佐々木さんのせいで
舞台に立てないほどの怪我を負ったのではないかと推理します。
しかし、荊城さんは口をつぐみ、何も話そうとはしません。
そのとき、同じく右京さんに呼び出された、山際プランニングの社員・富岡 史恵さんが現れました。
彼女こそが、帝都歌劇団で荊城さんと同期だった潮風うららだったのです。
意味ありげに顔を出すと思っていたら、彼女も帝都歌劇団に居たんですね。
右京さんが富岡さんを犯人だとする理由は、彼女がサーキュレーターやバラのことを知っていたから…
なのですが、何故に富岡さんがそんなことを言ってしまったのかが納得いきません。
どうしてわざわざ自分からサーキュレーターのこと言っちゃうんでしょうか。
犯人しか知り得ない情報をポロッと言ってしまうのは定番ですけど、
これはポロッと…とかいうレベルではないですよ。
無理がありすぎませんかね…(;´Д`A
7年前の事故は、山際社長が潮風うららを主演から追い落とすために仕組んだことでした。
それを知った荊城さんは、佐々木さんを問い詰め、富岡さんにそれを告げたのだそうです。
山際さんに対する怒りを抑えられなかった富岡さんは、殺害を実行。
遺体を発見したとき、サーキュレーターの向きと、その意味に気が付いた荊城さんは、
咄嗟にそれを、自然な位置に戻したのだと言います。
切っ掛けをつくった自分も共犯だ、自分も一緒に殺したのだと言う荊城さんの言葉に、
富岡さんは泣き崩れました。
【総評】
何だか、色んなところがイマイチで、残念な話でした。
右京さんが疑念を抱く部分が、いずれも強引なんですよねぇ。
そのせいか、話の展開も、焦点も、すっきりしない感じでした。
【明後日の相棒】
予告を見ただけだと何の話だか、ちょっと解りませんね。
そして、どこかで見たことのあるような雰囲気の容疑者らしき女性。
もうちょっとゲストのキャラクターに変化をつけてほしいところです。
Posted by 黴 at 02:15│Comments(0)
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