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2008年03月15日

第18話 『白い声』


相棒 6th season 第18話 『白い声』 (08/03/12放送)
 角田課長とトム&ジェリーが特命部屋に揃い踏み。
 休憩室もしくは給湯室と化しているようです。

角田課長が手にしていたのは、昨年11月に発生した殺人事件の情報提供を求めるビラ。
マンションの一室で女子大生・中津留 順子さんが殺害されたという事件でした。
しかし、それに該当する殺人事件は記録にありません。
真偽を確かめるべく、特命係はチラシが配られている場所へ向かいました。
ビラを配っていた被害者の父・中津留 健吾さんは、娘がストーカーに殺されたと訴えます。
順子さんは生前、何者かが郵便受けに入れる香水の瓶に悩んでいたとのこと。
中津留さんは、その香水をストーカーの仕業ではないかと考えているようです。
ところが当時、捜査にあたっていた東調布署の見解は、急性の心機能不全。
香水のことを訴えても聞き入れてもらえず、今もこうして犯人捜しを続けているのだとか。

 殺害されて犯人がのうのうと暮らしている、と思うとやりきれないのかもしれませんが、
 これで本当に心不全だったら、このお父さんは一生犯人捜しを続けなければなりませんねぇ。
 「ある」 と証明することは出来ても、「ない」 と証明するのは至難の業ですし。
 ちなみに、それ故、科学の世界では、否定派が 「ない」 という証拠を用意する必要はないんだってさ。
 だから、「あるって証拠はないけど、ないって証拠もないだろう」 という反論は成り立たないわけ。


彼女の部屋で、床の染みが隠されているのを発見した右京さん。
ひとまず鑑識を呼び、東調布署へ話を聞きに向かいます。
そこで判ったのは、表面観察により事件性無しと判断された順子さんの遺体は、
解剖に回されることなく、そのまま病死として処理されたことでした。
一方、鑑識・米沢さんの調べにより、染みの正体がシアン化ナトリウムを含むオレンジジュースと判明。
順子さんは、どうやら毒入りのオレンジジュースで殺害されたようです。
更に、彼女の部屋のドアから、耳紋が検出されました。
それは何者かが、ドアに耳を押し当てた証拠に他なりません。
薫ちゃんは、過労で入院してしまった中津留さんに、右京さんと2人だけでも必ず
犯人を見つけ出すと約束します。

 米沢さん…1人でもの凄い働くなぁ…(´Д`;)
 自分の仕事しなくて良いんだろうか、この人。
 しかも、結構周囲に指示出してるような描写もあるから、立場ある人なんじゃあ…?
 謎の多い人だな。





彼女のジュースに毒物を混入させたルートと、その入手先を探して捜査を続ける特命係。
とそのとき、東調布署の熊沢 武明さんから思いもよらぬ連絡が入りました。
入院していた中津留さんが亡くなったというのです。
実は中津留さんは心臓の病気をかかえており、発作が起これば助からないかもしれない状況でした。
しかし、そんな状態で入院先を抜け出し、ビラを配っていたところ発作を起こし、
そのまま、順子さんのマンション前で亡くなったのだそうです。
再捜査をしないから中津留さんが無理をしたんだと詰め寄る薫ちゃんに、
あくまで病死の見解を変えようとしない熊沢さん。
憤る薫ちゃんを余所に、右京さんは父娘揃って同じような死を遂げたことが偶然なのかと考えます。

 うへぇ……、お父さん凄いこと考えるな…。
 中津留さんは自分でシアン化ナトリウムを入手し、娘のマンション前で服毒自殺したようです。
 東調布署に今度こそ気づいて欲しかったのか、それとも別の意図があるのか……。


右京さんは、遺族に頼んで中津留さんの遺体を調べさせて貰いました。
その方法は、解剖ではなくX線による画像診断。
それにより、中津留さんの食道が青酸で腐食している可能性が示唆されました。
中津留さんの行動により、警察の表面観察にミスが生じ得ることは証明されましたが、
依然として順子さんの死は病死扱いのままです。

 口内に、ただれた痕はなかったのか?
 それとも、心臓の病気だと知っていたから、大して見なかったとでも?






ここで右京さんは意外な説を主張しました。
犯人は、順子さんだけを殺したのではなく、これまでにも犯行を繰り返しているかもしれない、と。
シアン化ナトリウムで死亡した場合、表面上には判りにくいこと、
そして二十三区外では、現場の表面観察が主であることを利用し、
犯行を重ねてきたのではないか、と推測したのです。

 意外すぎる…(;´Д`A
 お父さんのストーカー説は却下されてしまったわけですか?
 まぁ、ストーカーにしては、彼女に対してのアクションが少なすぎるというか、
 一足飛びに殺害かよ、と思わないでもないですけど、それにしたって……


それらしい事件をピックアップしてみようとした特命係は、
いきなり城南大学の室戸 繁という教授の名前を見つけてしまいます。
しかも、場所は調布で、死因は急性心機能不全。
2人が目を付けたのは、先日も話を聞いた、劇物を管理している三田村 真司さん。
彼は室戸教授との確執から、シアン化ナトリウムを使って彼を殺害し、
それが病死として判断されたことから、同様に順子さんを殺したのです。

 何度も犯行を…っていうから、何人も殺しているのかと思ったら、
 「順子さんの前に、もう1人殺している」 ってことだったんですね。
 ストーカー説も生きていたわけですか。
 紛らわしいなぁ。


熊沢さんは、中津留さんから最後の訴えの手紙を貰っていたことを打ち明けました。
そして、国が司法解剖に出す予算の低さや、システム上の問題を口にします。
現場を責めて終わりにしても、解決しないという点に関しては同意する右京さんですが、
だからこそ、現場の人間が遺体の声に耳を傾けなければならないと諭しました。

【総評】
 黴の好まないパターンです、これは。
 終盤に色んなものを詰め込みすぎているような気がします。
 東調布署の方に時間を裂いているせいで、犯人との接触がほとんどありませんし、
 教授が死んだところから、三田村さんを追求するまでが、早すぎる…。
 そのせいで、三田村さんが犯行告白しても、真相解明という感じが薄い…。
 しばらく、こういう配分なくてホッとしていただけに、がっかりでした。
 テーマや、東調布署関連のラストは良かったんですけどね。



【来週の相棒】 最終回SP
 あれ、もう最終回?
 6thに出てきたっけ?ってくらい出番のなかった小野田さん登場です。
 何が起きるのやら。

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Posted by 黴 at 16:01│Comments(0)相棒
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