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2008年01月27日

前田和子 6話目 『赤い靴履いてた女の子』


『晦~つきこもり』 プレイ日記 vol.41
前田和子 6話目 『赤い靴履いてた女の子』

 和子おばさんの6~7話目は、晦を代表するシナリオと言っても過言ではないかと。
 ここで何故、「晦=つきこもり」 なのかが語られます。
 6話目は7話目に続く序章…といったところで、選択肢も少なく、
 おかしなものを選ばなければ、自然と7話目に辿り着けるでしょう。




 今回葉子ちゃんが本家にやってきたのは、おばあさんの七回忌のためですが、
 和子おばさんは、そのおばあさんについての話をしておかなければならないと言いました。
 おばあさんは村で有数の地主の娘、所謂お嬢様で、非常に可愛らしい少女だったそうです。
 前田家のしきたりで、七五三のお参りに神社へ参拝したおばあさんは、同じ年齢くらいの少女に出会いました。
 赤い靴を履いた少女は、ただひたすら石段を上り下りしています。 次の日も、また次の日も…。
 尋ねてみると、少女は 「お堂に願いを書いた札を納めて階段を百往復すると願いが叶う」 と言いました。
 お札の中に紙切れを見つけたおばあさんはそれをうっかり落としてしまい、怖くなって逃げ出してしまいます。
 翌日、少女に事情を話すと、彼女はお金が無くて札を買えなかったことや、病気の母親のために
 毎日願掛けをしていたことを話してくれました。
 おばあさんは神社のお札を2枚買って貰い、少女と一緒に願掛けをしようと申し出ます。
 お札をお堂に納め、階段を下りようとしたそのとき、少女はおばあさんを階段から突き落とそうとしました。
 揉み合ううち、逆に少女を突き落としてしまったおばあさんは、必死に逃げ帰ります。

1. 悪意無き殺人
 和子おばさんの話の途中で、泰明さんに愛の告白をしてしまった葉子ちゃん。
 真剣に話しているのに、と言う和子おばさんに謝って、話を続行して貰います。
 …後日、おばあさんは神社へ行ってみましたが、そこには何もない石段が伸びているだけ。
 お堂の様子も見ようと石段を登るおばあさんを、強く突き飛ばす何者か。
 必死に手を伸ばし、下まで落ちることは免れましたが、石段の上には誰もいなかったそうです。
 少女が亡くなったのか、無事だったのかは判らないけれど、石段には近づかない方が良いという和子おばさん。
 話し終えた途端、先ほどの葉子ちゃんの発言をからかいながら、良夫が部屋を駆け出ていきました。
 葉子ちゃんがムッとしていると、突然悲鳴が響き渡ります。
 急いで客間を出た一同が見たのは、階段の下で倒れている首の折れた良夫の姿。
 絶叫する和子おばさんは、葉子ちゃんのせいだと言いながら、近づいてきて……… 
 
2. 十年後の未来
 話の途中で、何故か良夫に愛の告白をしてしまった葉子ちゃん。
 すると和子おばさんは2人の結婚を認めると言い出しました。
 慌てて逃げ出すも、追いかけてきた良夫に、付き合ってやっても良いと言われ、葉子ちゃんは大混乱。
 翌日、話が進む前にと実家へ戻ったのですが……
 十年後、良夫と共に、七回忌のときの写真を見ながら思い出話をする葉子ちゃん。
 あのとき憧れていた泰明さんも既に “おじさん” の様相を見せ始めています。
 男はやっぱり年下に限る、とひたすらイチャつく葉子ちゃんでした。

3. 遅ればせながらの七五三
 数日後、恐る恐る神社へ向かったおばあさんが見たのは、階段にポツンと落ちている片方の赤い靴でした。
 和子おばさんは、嫁入り後、良夫の七五三でおばあさんから、この話を聞かされたのだそうです。
 孫が女の子だったら、あの赤い靴の女の子が現れるような気がして、怖かったのだ…と。
 お堂には今でも願掛けのお札が納められており、変色した古いお札も数多くあります。
 和子おばさんは、そこで 「おかあさんをかえして」 と書かれたものを発見しました。
 あの少女の母親は、恐らくおばあさんがお札を落とした日に亡くなったのでしょう。
 おばあさんは、自分の血を引く女の子に特別な七五三のお参りをさせていました。
 しかし、葉子ちゃんだけはそのお参りをしていません。
 葉子ちゃんは、和子おばさんの薦めに従って、神社へお参りに行くことに……

4. 呪いからの解放
 お参りを断った葉子ちゃんが、夜中に水を飲むため台所に行くと、客間に明かりが見えました。
 近づいてみると、和子おばさんと泰明さんが何やら真剣な面持ちで会話しています。
 和子おばさんは少女の呪いが降りかからないように、葉子ちゃんを生け贄にしなければと主張し、
 泰明さんは、そんな不確かなことのために、葉子ちゃんを殺すのはおかしいと反論していました。
 しかし和子おばさんは、このままでは自分も泰明さんも良夫も、少女の呪いで殺されると言います。
 そして、聞き耳を立てていた葉子ちゃんを泰明さんに捕らえさせ、その首を……。
 倒れゆく葉子ちゃんの脳裏には、全身にお札を打ち付けられて死んでいる自分の姿が見えていました。




幾つかバッドエンドもありますが、奇抜な選択をしなければ回避できます。
この神社へのお参り、そして赤い靴の少女の行方が7話目の主題。
他のシナリオも、これくらいのボリュームがあって良いと思うんですよね、7話目に。
6人中4人がテキストのみとは寂しすぎます。





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Posted by 黴 at 10:45│Comments(0)晦-つきこもり-
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