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2008年01月18日

第11話 『ついている女』


相棒 6th season 第11話 『ついている女』 (08/01/16放送)
 場所は青梅女子刑務所。
 4th seasonに登場した、“ついてない女” こと月本 幸子さんは現在服役中。
 縫製作業も真面目にこなし、刑を終えたら服飾関係の仕事がしたい、と考えていました。
 しかし、中にはトラブルの耐えない受刑者もいるようで…。




健康診断で血液の数値に異常が見つかった幸子さんは、先日作業中に揉め事を起こした
問題児・吉井 春麗と共に、検査のため医療刑務所へ輸送されることになります。
その道中、突如白バイ2台が輸送車を停止させ、危険物が仕掛けられた疑いがあると言い出しました。
ところが、警察官を装ったその2人は、刑務官に拳銃を突きつけます。
1人は足を撃たれ、もう1人は手錠で拘束、女性刑務官は人質にとられてしまいました。
どうやら、彼らは春麗の仲間のようで、幸子は輸送車に乗ったまま、彼らと共に逃走するハメに…。
刑務所へ帰して欲しい、と春麗に懇願する幸子さんですが、正論が春麗の気に障ったらしく、
殴られた挙げ句、自分と一緒に逃亡犯になってもらう、と宣言されてしまいました。

 『ついてない女』 は、黴が4th seasonで一番好きだった話です。
 ついている女になったはずの幸子ですが、ツキのなさは健在なのでしょうか?
 幸子さんから近況報告の手紙をもらって感無量だった特命係も、脱獄の知らせに驚くことしきりです。
 おまけに、既に1人撃たれていることから、捜査員に発砲許可が出ちゃいました。
 幸子ピンチ!


捜査本部に潜り込んだ特命係。
検問の位置や今後の対策を話し合う参事官たちの間に割って入った右京さんは、
輸送車が乗り捨てられた場所と時間から、国道・高速道路などの検問を一切捨て、
彼らが居ると予測される地域の細い道に検問を集中させるという策を打ち出しました。
右京さんの賭ともとれる提案に、中園参事官は検問の配置換えを決意します。

 いっそ見事に聞く耳を持たない内村刑事部長と違って、
 最近ちょっとだけ右京さんの言うことを聞いたり、譲歩してくれたりするんですよね、参事官。
 そのうち、三浦さんのときみたいに、極秘裏の依頼に来たりしないかな。


右京さんの作戦は見事に嵌り、脇道を進んでいた彼らのルートを塞ぐことに成功します。
ところが、配置変えが外れれば責任問題だと言われた参事官は、その言葉に惑わされ、
配置をセオリー通りに戻すよう指示してしまいました。
後一歩というところで、春麗らの乗る車が調べられることなく、検問は解除。
春麗は、幸子さんがツキを運んできたのだと大喜びします。

 この辺も内村さんと中園さんの違いですかね。
 内村さんは、やると決めたら誰が何と言おうと間違ったことだって押し通しちゃうし、
 仮にそれが特命係の言ったことであろうとも、誰にも文句は言わせないですけど。
 しかし、なるほど…幸子が “ついている女” になったが故に、
 逆に彼女の思い通りにならず事が運んでいく…というわけですか。
 面白いです、今回も。






度胸と頭の回転なら春麗などには負けない幸子さん。
殴られたときに出た血で紙切れに何事かを書き付け、目を覚ました女性刑務官にそっと握らせます。
そして、春麗が喘息の発作を起こした隙に車の扉を開け、刑務官を突き落としました。
一行は、台湾マフィアだという春麗の父親が待つ廃ビルへ到着しますが、未だその姿はありません。
その頃、捜査本部も春麗の父親の情報を掴んでいました。
名は周 文健
台湾の裏社会に生きる人物であり、現在日本に来ていることは間違いないそうです。
周の住居へ向かう捜査員たちを余所に、右京さんは周が春麗に宛てた手紙が気になっている様子。
1つは、1ヶ月前に日本へ来ている父親からの手紙に、台湾の消印が押されていること。
もう1つは、墨の引かれた検閲部分が支障なく読めてしまうということ。

 これは…あの女性刑務官が関与しているってことですか?
 幸子さんの問診のときに、意味ありげな視線を送っていたのは気になっていましたけど、
 ぶん殴られて昏倒してたので、関係ないかと思ってました。
 幸子さんの検査結果の異常が作為的なものだったなら、春麗のものに細工しようとして
 間違えたのか、それとも幸子さんを狙って行ったことなのか…。
 だとすると、幸子さんの託したメモも危ないのかな?


鑑識・米沢さんは輸送車を襲った男の1人が市川 隆夫という名であること、
車内から見つかった幸子さんのものと思われる血液に異常値は認められないことを報告。
何者かが幸子さんの血液検査に細工をしたのならば、幸子さんを脱獄させることこそが真の目的。
巻き込まれたのは、春麗の方ではないか、と右京さんは推測しました。
父親が台湾マフィアだと言いふらしていた春麗を利用することで、捜査攪乱を狙ったのだ…と。





市川隆夫が銀友会に所属していたときに、城代金融の取り立て屋だったことを知り、
すべての真相を掴んだ右京さんですが、本部は特命係の意見を聞いてくれようともしません。
事態は一刻を争います。

 課長、カッコイイ~(* ̄m ̄)ノ彡_☆
 銃を所持した犯人の元へ、乗り込もうとする特命係に待ったを掛けた角田課長。
「お前ら丸腰だろ。うちの連中、連れてけ!」
 課長、輝いてます。


車椅子に乗って春麗・幸子さんの前に現れたのは、元・城代金融の向島 茂
本性を現し、春麗を殴り飛ばした彼らは、すべて自分たちの策だったことを暴露し、
向島は、しゃくり上げ、震える幸子さんに銃を突きつけるのでした。


【総評】
 『ついてない女』 が大好きだったので、今回はどうかな…と不安だったのですが、
 負けず劣らず良いですね~(*´∇`*)
 幸子さんサイトと、特命係サイドが交互に進行していく様子は、
 前作の右京さんサイド・薫ちゃんサイドよりも濃密な感がありました。
 前作と違って、事件の全貌に予測がついていませんが、その徐々に明らかになっていく
 真相も、丁度良い具合に “小出し” にされており、良い構成だったと思います。
 テンポとスピードは前作を上回っている気がします~。
 
 



【次回の相棒】 狙われた女
 今回のラストで特命係+安全部が突入しても大満足…ですから、
 次回で蛇足にならないか、ちょっぴり心配です。
 幸子さんがどこにいるかを突き止めるのが、次回の主題ですか?

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Posted by 黴 at 22:47│Comments(0)相棒
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