『晦～つきこもり』 プレイ日記　vol.14
前田良夫　3話目 『怪しい露天商』
　三度登場、あの人が良夫に怪しい代物を売りつけてきます。
　よい子はこんなものに手を出してはいけませんよ。

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　通学路にある電柱の下に、時折奇妙な男が座っていることがあると言います。
　Tシャツ、腹巻、健康サンダル、といった出で立ちの男はゴザの上に並べた品物を売っているのだそうです。
　ある日、学校帰りの良夫は、『幸運のアクセサリ・風間スペシャル』 を売る男を見つけました。

1.　幸運のアイテム
　300円で幸運のペンダントを買ってみた良夫は、帰り道、トラックに轢かれそうになります。
　間一髪、田んぼに飛び込んで助かりましたが、体は泥だらけで、ペンダントも壊れてしまいました。
　ペンダントが身代わりになった…と言えなくもないと思った良夫は、男から幸運のカブト虫を500円で買います。
　すると、逃がしてしまったカブト虫を追いかけているときに札束の詰まった財布を拾ったのです。
　交番に届けると、持ち主が御礼にお小遣いをくれました。
　それからしばらくして、今度は男が自分そっくりの 『幸運を呼ぶ人形』 を売っています。
　どうしても欲しくなってしまった良夫は、1000円という大金を出して、人形を買いました。
　その効果は……今のところ現れていないそうです。

2.　孵化
　男がアクセサリなんて…と断った良夫は、カブト虫を進められても、人形を見せられても買う気になれません。
　そんな良夫に男は 「スペシャルアイテム」 と称して、奇妙な卵を手渡しました。
　周囲を気にするようにする男の姿に、卵から幸運が孵ると信じた良夫はそれを大事に持ち帰ります。
　布団の中で一晩中、卵を抱いていた翌日、卵にヒビが入り、何かが出てこようとしているではありませんか。
　心躍らせながら見守る良夫が見たのは、あの男そっくりなミニサイズの人間。
　どうやら良夫はカッコウの託卵のように、男に利用されてしまったようです。

3.　誤算
　幸運の卵を、近所の養鶏場に持って行って鶏に抱かせることにした良夫。
　翌日、様子を見に行った良夫の前で、卵は孵化しました。
　ところが、中から出てきたのは黄色い羽毛とクチバシ、それに人の顔を持った人面ひよこ。
　どうやって飼おうか頭を悩ませる良夫を怒鳴りつけたのはあの男でした。
　良夫が孵化させれば人間の姿になるはずだった、と怒り狂う男はひよこを持って立ち去ってしまいました。

4.　スペシャル？な呪い
　幸運の卵なんて信じられない、と申し出を断ると、男は怒り始めました。
　スペシャルな呪いをかけて不幸にしてやる、と捨て台詞を残して去っていった男。
　それからというもの、良夫の身には数々の不幸が降りかかりました。
　ただしその不幸は、凡そ程度の低い、大したことのないものばかりだそうで…。

哲夫さんのシナリオに比べると、くだらなさが格段に上がっています。
シナリオ自体も短く、恐怖の欠片も見当たりません。
さすが風間さんと言ったところでしょうか…。






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