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2007年10月11日

前田和子 1話目 『オリガミ』


『晦~つきこもり』 プレイ日記 vol.6
前田和子 1話目 『オリガミ』

 ちなみに、今作も学怖で言う7人目のような役割の人物が用意されています。
 法事には必ず顔を出す和宏さんという親戚で、その正体も、役所も、展開によって様々に変化します。




6人目は、前田和子(まえだ かずこ)53歳 主婦。
本家の奥さんで、良夫の母、葉子ちゃんの伯母に当たります。
グラフィックは人の良さそうな笑みを浮かべた上品な女性で、語り口も穏やか。
自分の生活圏で起きたちょっと不思議な話が多いシナリオです。
そのシナリオの恐怖度も、それほど高くはない気がします。


この客間は厭な気配と、淀んだ雰囲気から、皆が嫌って使いたがらないと話す和子おばさん。
ところが、葉子ちゃんだけは客間を好んで遊び場にしていたのだそうです。
和子おばさんは、当時葉子ちゃんがよく遊んでいた折り紙についての逸話を話してくれました。

 折り紙が、あんなにたくさんの折り方があるのは、儀式に使うためだと言います。
 その村々、あるいは人によって、儀式は異なるので、その数だけバリエーションがあるのだ、と。
 かつて、この村にも総出で行う儀式がありました。
 それは、紙で作った船に形見の品を入れて、死者の魂を弔うというもの。
 ただし罪人の場合は、処刑に用いられた石を船に納めるのだそうです。
 とどめを刺すために眉間を打った石を。

1. 死者の弔い
 昔々、伊佐男という夫婦が居ました。
 舞は身寄りのない村の娘、伊佐男は余所から来た流れ者。
 2人はとても仲の良い夫婦でしたが、村人は素性の知れない伊佐男に悪感情を抱いています。
 あるとき、舞の幼なじみ・平太は、伊佐男が川に折り紙の船を流しているのを目撃しました。
 1人きりで死者を弔う儀式をしていた伊佐男は人殺しだ、と村中に触れ回る平太。
 それを信じた村人に責め立てられた伊佐男は、揉み合ううちに頭部を強打して死んでしまいます。
 村人は、伊佐男が罪人だから処刑したということにして誤魔化しましたが、舞は納得できません。
 伊佐男は、この村とは違う別の習慣として船を流していただけだったのです。
 舞は村人たちを恨みながら死に、川には彼女と思われる霊が現れるようになりました。

2. 還ってきた娘
 昔々、伊佐男と舞という兄妹が居ました。
 ある日、木こりの伊佐男の仕事に付いていった舞は、誤って崖から転落してしまいます。
 呆然とする伊佐男の前に、舞にしか見えない、けれども舞では有り得ない娘が現れました。
 伊佐男は娘を家に連れて帰り、舞と名乗らせることにします。
 両親も気づかない程、舞にそっくりな娘は、“舞”としての生活を続けますが、
 “舞”と幼なじみの平太の婚約祝いの夜、本物の舞が現れました。
 変わり果てたボロボロの姿に、両親や平太は 「舞に化けた物の怪」 と襲いかかります。
 自分の罪を思ってためらった伊佐男は、舞が殺されるのを止められませんでした。
 殺された舞の体から吹き出た血は、それを浴びた伊佐男をどろどろに溶かしてしまいます。
 その翌日、“舞”は姿を消しました。
 “舞”を見かけた村人が呼び止めると、彼女は尾の割れた狐になって走り去ったと言います。

3. 降り神
 この村で折り紙は、伊佐男神という神様が生け贄を伝えるための手段でした。
 巫女が得た神託通りに生け贄を捧げれば、災厄から身を守ってくれるのです。
 伊佐男神は、巫女の舞を気に入り、彼女に求める生け贄はいつも季節の花でした。
 彼女を愛する伊佐男神は、生け贄として捧げられた花や牛を贈り物として彼女に与えます。
 ところが、その意志は伝わらず、神が怒って生け贄を戻したと捉えられてしまいました。
 伊佐男神が神託で誤解を解こうとするも、どんどん誤った方向に考えてしまう舞と村人たち。
 ついには弟の平太と共に、自ら生け贄になるため山へ入った舞。
 それを見た伊佐男神は、舞が男と一緒であることに嫉妬し、彼女を連れ去ろうとします。
 しかし、その強すぎる力が舞の命を奪い、伊佐男神は大いに嘆き、悔やむことになりました。
 以来、伊佐男神は罪滅ぼしとして村を見守り、縁結びの神としても祀られるようになったと言います。 

怖い話というより、昔話のような雰囲気があります。
登場人物は、伊佐男・舞・平太の3人ですが、分岐によって、その関係性はまったく違ったものに。
また、面白いのは兄妹話の中で、神様と巫女の伝説が語られていること。
この降り神の伝説にあやかって、村では婚約のときには2人の思い出を折り紙で表現するんだとか。
少し、ニヤリとさせられる演出です。
別嬪さん





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Comments
こんばんは

あまり怖くなくて安心?できますねw
怖くなかったらつまんないですけど…w

これで1話は全員終わったんですねー。
1話ではわらし様の話が1番怖かったです汗

二話も期待してますー。
Posted by な at 2007年10月12日 21:38
Re:
>な様
 コメントありがとうございます。
 怖さのエッセンスはあったのですが、やはり舞台が昔のことですから
 記事中にもあるように、昔話を聞いているようで、恐怖感は薄いですね。
 それに比べて、わらし様は家の中に出るところと言い、グラフィックと言い
 怖いところだらけだったような気がします(;´Д`A
 ではでは、2話目ものんびり書いていきたいと思いますので…。
Posted by at 2007年10月13日 00:12
 もうご存じかもしれませんが、9月からPS3が無くても
PC経由でPSPにゲームアーカイブスが落とせるように
なりました。「学校であった怖い話S」も、もちろんあります。
もしまだご存じでないなら、ぜひご購入をオススメします。
PSそのままの移植ですが、画面サイズや読み込み速度も
変更できるようになっているので、なかなか快適です。
 もうご存じでしたら、ぜひSの方もプレイ日記付けて貰いたいですが…。
Posted by カレーピラフ at 2007年10月13日 18:17
Re:
>カレーピラフ様
 コメントありがとうございます!
 残念ながら、PS3のみならず、PSPも所持していないものですから、
 ゲームアーカイブスからの購入DLは叶わないのです(ノд`)
 ハードを持っていれば、迷わずDLするのですけれど…。
 せっかくお教えいただいたものを承ることが出来ず、申し訳ありません。
 ゲームアーカイブスを利用できるような環境があれば、Sのプレイ記を
 書いてみたいという気持ちはあるのですが、現状では少々難しいようです(;´Д`A
Posted by at 2007年10月13日 21:46
ああ、そうでしたか!
それでは仕方ないですよね。お騒がせしました。
それはそうと、晦のプレイ日記を書いているサイトさんは
なかなか珍しく、私自身のプレイにもとても参考になっています。
特に分岐後のストーリーまで書いてあることが、
自分の興味のある話にたどり着きやすく、
本当にありがたいです。
これからものんびりと書いて頂けるのを楽しみに待ってます。
Posted by カレーピラフ at 2007年10月13日 23:31
Re:
>カレーピラフ様
 いえいえ、コメントいただけて嬉しい限りです。
 確かに、『学校であった怖い話』 と違って 『晦-つきこもり-』の方は
 取り扱っているところが、あまり多くないようですね。
 『学怖』のプレイ記を書くのが個人的にとても楽しかったもので、
 そのまま『晦』に移行したのですが、そう言っていただけると幸いです(*´∇`*)
 これからも、ぽちぽち書き続けていきたいと思っておりますので
 のんびり御覧くださいませー。
Posted by at 2007年10月14日 02:53
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