『学校であった怖い話』 プレイ日記　vol.30
福沢玲子　5話目 『水霊』
　『四八(仮)』 のオフィシャルサイトによると、ランダム分岐のシステムは
　このシナリオの人気が高かったことからの発想だとか何とか。
　確かに緊張感漂う一瞬ではあります。

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選択肢は極少数で、分岐も少ないストーリーになっています。
福沢さんの話は、単純なつくりのものが多いのですが、これも多分に漏れずといったところでしょうか。
それでも人気があるのは、うち1つの選択肢に仕込まれた特殊な仕掛け。

　水泳部の瀬戸裕子さんは、魚のように華麗に泳ぐと評判のエース。
　そんな彼女は、泳いでいる最中に心臓麻痺で命を落としてしまいます。
　彼女の死後、水泳部にはおかしな噂が立つようになって……
1.　水面から伸びる手
　誰もいないプールに響く水の音。
　見に行くと、水面からは白い腕が伸びている…。
　水泳部員たちは、それが瀬戸さんの幽霊だと考えました。
　更には、彼女を成仏させるためには、その手を掴んで引っ張り上げなければならない、という噂まで。
　しかし、誰が掴もうとしても、手はするりと消えてしまうのだとか。
　これは瀬戸さんが、ある人物に助けて欲しがっているに違いない、と結論づけた部員達は、
　ある夜プールに集まり、1人1人が彼女に手をさしのべてみることにしました……。
2.　ロッカーの中身
　誰もいないはずの部室が水浸しになる事件が相次ぎました。
　更には、瀬戸さんが使っていたロッカーを引き継いだ部員が次々と事故に見舞われたのです。
　以来、そこは開かずのロッカーとなっており、開けただけで呪いが降りかかると言われているのだとか。
　そのロッカーを実際に開けに行ってみようという福沢さんに押し切られ、水泳部の部室へ向かう坂上くん。
　ずらりと並んだロッカーを1つずつ開けていくことになりますが……。

仕掛けがあるのは、開かずのロッカーを開けるときの選択肢。
どれが瀬戸さんのロッカーか判らないので、手当たり次第に開けてみようということになるのですが
いずれかのロッカーから、瀬戸さんの亡霊と思しきものが出てきます。
が、どのロッカーが “それ” なのかは完全にランダム。
息を詰めて扉に手を掛ける坂上くんの気持ちと、プレイヤーが完全にリンクする瞬間です。
故に、2度目のプレイで、正解の選択肢が判っているから大丈夫……などと油断していると
思いも寄らぬところから瀬戸さんが出現して肝を冷やすハメになるでしょう。






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