2012年11月08日
事実と善意と真実と
『NieR RepliCant』 プレイ日記 vol.15
以前、海岸の街で出会った、強引なお婆さん。
今回は、そんなお婆さんに関するクエストをこなしていきます。
以前、海岸の街で出会った、強引なお婆さん。
今回は、そんなお婆さんに関するクエストをこなしていきます。
【クエスト:配達員からの頼み事】 灯台の老婆に手紙を届ける
足の怪我が完治していない配達員から、灯台のお婆さんへ手紙を届けて欲しいという依頼です。
何でも、あの口うるさいお婆さんには、誰も手紙を届けたがらないのだとか。
そして、当然の如く、預かった手紙の中が覗けます(;´Д`A
内容は前回同様の近況報告と、海岸の街で待っていて欲しいというものでした。
手紙を届けると、多すぎるくらいの謝礼をくれたお婆さん。
どうやら、口では文句を言いつつも、ニーアを気に入ってくれたようですね。
【クエスト:老婆に困る配達員】 街から出ていこうとする老婆を説得する
待ち人に会いに行くため、この街を出たいと訴える老婆。
しかし配達員は、灯台守が居なくなっては困る、とつれない態度です。
老婆と入れ違いに入ってきたニーアが声を掛けると、何とか説得して欲しいと頼まれました。
灯台に行ってみると、何とお婆さんが寝込んでいます。
どうやら、お婆さんの言う 『持病』 は、黒文病だったもよう。
死ぬ前に、どうしても “あの人” に会いに行きたいと訴えるお婆さん。
ニーアは、お婆さんの願いを叶えるため、配達員に事情を話しに行きました。
ところが、頑として突っぱねる配達員。
こりゃおかしい…ということで、こっそり様子を伺うと、お婆さんへの手紙は、配達員が書いていたものでした。
どうやら手紙の偽装は、お婆さんの恋人の死亡通知を見た配達員の父が始めたことで、
息子である彼が、その役目を引き継いだようです。
しかも、このことは街の全員が知っていることなんだとか。
恋人が帰ってくると信じて待ち続ける女性に、本当のことを告げられなかったみたいですね。
うーん…予想としては、お婆さんは真実を知っているのではないでしょうか。
死期が近づいていることを悟って、解っていても、恋人を探しに行きたかったのでは?
恋人に会うことではなく、恋人を探しに行くということが大事なんじゃないかなぁ。
騙されているお婆さんが可哀想と言うニーアと、これは街の人々の優しさから来る嘘だと言うシロ。
2人は、配達員から渡された偽の手紙を持って、もう1度灯台へと向かいます。
ここで、お婆さんに真実を告げるか否かの選択を迫られました。
先ほど述べたように、黴はお婆さんも承知のうえだと思うんですよ。
だから、ニーアが真実を告げれば、「本当は知っていたんだよ」 的な展開になるはず。
ところが、そう信じて本当のことを話したところ、お婆さんが大混乱。
ご、ごめんなさい……(ノд`)
ホントに知らなかったのね…。
薄々覚悟はしていたけれど、聞かされると辛いと言われてしまい、罪悪感がひしひしと…。
でも、配達員や街の人たちには黙っていてくれるよう頼まれました。
彼らの気持ちを無にしたくないと思ってくれたようです。
おばあちゃん……。
【クエスト:伝えたいこと】 伝言があるという配達員の元へ向かう
一旦、ニーアの村に帰ると、デボルさんから配達員が呼んでいることを聞かされました。
多少、予想はしていましたが、海岸の街へ向かうと、お婆さんが亡くなったことを告げられます。
一度、村に帰らないと発生しなかったのは、数日経ったという描写なのかな?
結局、ニーア達は事実を告げたのかと尋ねられましたが、ここは嘘を吐きます。
正直なところ、黴はお婆さんが完全に気づいていると思ったから、真相を話したんですよ。
気づいていないと知っていたら、話さなかったかもしれません。
ただ…恋人が帰ってくるまでは生きていたいと望みながら死んでいくのは辛いですよね。
それを思うと、話してしまった方が良かったのかなとも思ったり。
でも、いくら事実とは言え、お婆さんを傷つけてしまったのは確かですから、
せめても、お婆さんとの約束は守りたいと思って、配達員には嘘を吐きました。
それを聞いた配達員は、「これで良かったんだろうか…」 と言っていましたし、
事実を告げた方が、彼の気持ちも晴れるのかもしれませんが、黴はお婆さんとの約束を守りたいな。
50年間、街の人たちの優しい嘘に騙されていたお婆さんの、最期の優しい嘘ですもん。
お婆さんの気持ちを優先させたって良いじゃないか。
自分たちは正しいことをしたのか、お婆さんは幸せだったのかと思い悩むニーア。
シロは、自分たちという存在も、幸福の定義も、とても不確かなものだと言います。
ニーアの問いに対する答えは、誰にも解らないのだ、と。
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Posted by 黴 at 23:25│Comments(0)
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