2007年01月17日
第12話 『狼の行方』
相棒 5th season 第12話 『狼の行方』 (07/01/10放送)
誘拐事件発生。
被害者は雄一・亮司という2人の少年。
2人は無事、粗大ゴミ置き場で見つかりますが…。
誘拐事件発生。
被害者は雄一・亮司という2人の少年。
2人は無事、粗大ゴミ置き場で見つかりますが…。
根本的には、クソ生意気なガキのお話なのですね。
2人は、“知らないおじさん” に背中を押されてゴミ置き場に閉じこめられたと証言しています。
もう初っぱなから、狂言のにおいがプンプンするのですが…(´Д`;)
後日、捜一で聴取していても、ガキどもは調子に乗ってばかり。
捜一トリオも随分振り回されていますが…右京さん、徹底してガキには接触せず(;´Д`A
不審者が連行され、2人が面通ししているときも、その証言を聞いて意味深な含み笑い…。
なーんか怖いなぁ、今週の右京さんは。
ガキどもも、そこはかとなく醸し出される迫力を察知してか、右京さんには愛想笑いをしてみせたり。
恐らくこれからどんどん矛盾を突いていくんでしょうなぁ…。
と思ったら、中盤で既に誘拐は嘘っぱちだったことが明らかになってしまいました。
容疑がかかったのは最近出没していた不審者・神崎 哲哉氏。
ところが、この神崎氏は元恋人にストーキング行為をしていたことが判明すると同時にアリバイも成立。
更に、右京さんの追求により、ガキどもも自供。
…ということは、これから新たな火種が?
神崎氏の逆恨み…とか?
Σ(゜Δ゜*) えぇっ!? 神崎氏、解雇されたの?
ドラマとは言え、随分急な解雇ですな。
しかも、ストーキングのことはバレてないんでしょ?
誘拐犯と疑われて、しかもまったくの誤解だったことが明らかになっても即解雇ですかぁ…?
どっちかと言うと、イメージ的にはそういう不運な社員を放り出す方が悪印象だと思うんですが。
以前に、痴漢容疑をかけられて、精神的苦痛から冤罪を受け入れそうになった社員を
上司や同僚が励まし続けて、復帰するまで病欠扱いになった…という事件がありましたよね。
もちろん、本人の人柄もあるのでしょうが、そういう会社の印象って、とても良くなると思いません?
さて、神崎氏は元恋人に冷たくされ、会社にもクビを言い渡され、自暴自棄になってしまいました。
元恋人のところに、「僕を犯罪者に仕立て上げたアイツら」と一緒に死ぬ、と言う遺書を送ってきます。
…ストーキングしていたから、この人が悪く見えるのであって、それを抜きにすれば完全にガキが悪い。
こんなガキの嘘でクビにされちゃ、たまったもんじゃないですよね。
下校途中の2人を狙い、車で後を追う神崎。
2人は必死に逃げ、母親に電話をするのですが、一度大嘘をついた狼少年は信じて貰えません。
伏線としては良いのですが、実際問題、わざわざ携帯に掛けてきてまで嘘を言うのと、
その場しのぎで偽証するのでは、大きな違いがありますよね。
「会社に掛けると怒られる」と言っていることから、普段あまり電話をしたりはしていないのでしょうし。
寧ろ、普段から些末なことで電話をして怒られている…という設定の方が狼少年っぷりが活きたのでは?
つーか、どこか適当な家に逃げ込めよ…(´Д`;)
というのは言ってはいけないお約束なんでしょうな。
2人は、「何かあったら電話しろ」と言ってくれた気の合う “亀”に助けを求めようとしますが、それは叶わず。
スタンガンを手に追いかけてくる神崎から逃げ回ることになりました。
一方、2人と共に神崎に謝りに行く約束をしていた薫ちゃんは右京さんからの電話を受けて捜索を開始。
右京さんも車で現場と推察される団地に急行します。
しかし、そのとき既に2人は神崎に捕らえられていました。
縛られ、口にガムテープを貼られながらも、携帯で連絡を取ろうと試みる雄一。
ところが、そこへ大量の灯油を持った神崎が戻ってきました。
うーん、サスペンス。
今回は推理の要素はまったくないサスペンスものということですね。
ちなみに、国語の問題ですが、黴の解答は 「絶体絶命」 でした。 残念(;´Д`A
まぁ、何度も言いますが、やり過ぎな点を除けば神崎氏が正しいですな。
自分の言葉ひとつで、他人の人生を狂わせるなんて思ってもみなかったんでしょう、ガキんちょどもは。
(; д ) ゚ ゚ えぇぇ!右京さん危ないよっ!!
ついに自らも灯油をかぶり、火を付けようとしたところに飛び込んできた薫ちゃん。
説得に応じない神崎からライターを取り上げようとしますが、勢い余ってライターは落下。
慌てる薫ちゃんですが、飛び込んできた右京さんがライターをすんでの所でキャッチしたのでした。
…とサラッと書きましたが、落としたライターには火が点いていて、右京さんが受け止めたときにも
手の中で火がボーボーだったんですよ。
手に火が触れないように、摘んで受け止めてはいましたが、一歩間違ったら火傷ですよ。
危ない演技をさせますなぁ(´Д`;)
でも、一息吐いて、「お待たせしました」と言ったのは格好良かったッス(*´∇`*)
【総評】
たまにはこういうのも良いんじゃないですか~?という感じのお話でした。
事件の切っ掛けは一風変わっていましたが、その後のサスペンスはお約束的展開でしたからね。
ガキはいい感じにムカツク仕上がりで良かったです。
子供が犯人なのは前半まで、という構成も良いんじゃないでしょうか。
前回も書きましたが、少年犯罪者としては、手塚くんのインパクトに勝る作品は出来ないでしょうし。
ただ一点気になったのは、ラストシーンがタイミング的におかしなところでブツッと切れていたこと。
薫ちゃんの台詞が終わるか否か…というアレは、早すぎませんか?
【来週の相棒】
な、何かシリアスなんだか何だかよくわからないですね。
課長の 「お前らみたいな見方してたら、事故がなくなっちゃう」という台詞を聞くに、
これは事故か、はたまた他殺か?みたいな展開でしょうか?
Posted by 黴 at 23:01│Comments(0)
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