2006年11月16日
第6話 『ツキナシ』
相棒 5th season 第6話 『ツキナシ』 (06/11/15放送)
麦酒を餌にされ、腹筋運動を頑張る薫ちゃん。
やっと麦酒が飲める~!と思いきや、伊丹刑事から電話が入り、殺人事件だからすぐに来い…と?
麦酒を餌にされ、腹筋運動を頑張る薫ちゃん。
やっと麦酒が飲める~!と思いきや、伊丹刑事から電話が入り、殺人事件だからすぐに来い…と?
なーんかオカシイと思っていたら、やっぱり間違い電話でしたか。
芹沢くんを呼ぼうとして、薫ちゃんにかけてしまったようですね。
しかも薫ちゃんには右京さん付。
特命係の現場への乗り込み方も、よくまぁバリエーションがありますなぁ。
今回のは面白くて好きです(*´∇`*)
被害者は宮澤 富彦。
奥さんが入浴中に殺されたことから、死亡推定時刻は、22:55~23:15と特定されました。
目撃されたという現場から走り去った男の正体は、直木賞作家・北之口 秀一。
被害者の奥さんとは、同じスポーツクラブに通う顔見知りだったようです。
宮澤氏の自宅からは、北之口氏の指紋および痕跡が多数確認されています。
右京さんは、状況証拠がたっぷりあるにも関わらず、決定的な証拠がないことや、
北之口氏が、出頭要請から3日後に出頭を決めたことが気になっているもよう。
しかし、この人が犯人だと、少々英人さんとかぶっちゃいますよね。
何となく、犯人は別にいるような気がするんですが…。
取材やサイン会で、大々的に無実を主張する北之口氏。
そんな折、永田 沙織というカメラマンが、北之口氏のアリバイとなる写真を提出してきました。
うへー、あからさまに怪しいじゃないですか(;´Д`A
日にちが特定できる写真の中に、時刻が特定できる物も入っていて、尚かつ北之口氏が写り込んでいる…。
こんなの疑ってくれと言わんばかりのアリバイですよね。
しかし、捜一は被害者の奥さんに焦点を当てることにしたようです。
薫ちゃんも、そちらに切り替えようかと言いますが、右京さんは
「完璧であればあるほど怪しいもの=アリバイ」
と北之口氏の洗い直しを提案します。
北之口氏の著書を、氏の思惑通りに読解した右京さん、すっかり北之口氏に気に入られてしまいました。
しかし、ここで握手を求めるあたり、北之口氏は外国人のような所作を、意図して行っているのでしょうかな。
そういう人って、大概見栄っ張りで、他人から見た自分をもの凄く気にしますよね。
“隠していること”というのも、誰かを庇うというのではなく、名誉に関わることじゃないかと言う気がします。
一方、スポーツクラブで奥様方に聞き込みを行うと、皆さん北之口派のようで、警察に対しては冷たい態度。
ちょっとここで気になるのは、唐突に “盗撮”という言葉が出てきたことですね。
こういうチラッと出てきた事件が重要な鍵になるというのは、刑事ドラマの基本中の基本ですからなぁ(´m`)
日付も変わろうかという深夜。
特命の2人は、鑑識・米沢と共に、アリバイ写真と同じ場所、同じ条件で撮影を試みます。
すると、アリバイに用いられた写真は、ビルの窓にあるはずのない月が移り込んでいることが判明しました。
当夜、既に沈んでいたはずの月があることから、この写真は合成であることが証明されたのですが…
警察では合成写真かどうか調べないわけ?
いくら北之口氏との関係性が見出せなくても、売名行為でそういうことをする人がいるかもしれませんよね?
今回のタイトル、ついてないからツキナシかと思っていたら、月無しにも掛かっていたんですね! ちょっと良いですわ、こういう言葉遊び。
さて、今回のポイント。
薫ちゃんの 「初版本じゃないと高く売れない」。
たまきさんの 「2人にしかわからない言葉でメッセージを送る」。
これを聞いた右京さんがフリーズしてしまいました。
再起動した右京さんは、ことの真相を掴んでいましたとさ。
優秀だなぁ…。
黴は、なーんにもわかんないよ。
やはり関わってきましたね、盗撮。
北之口氏は、盗撮犯そのものだったようです。
宮澤氏の奥さんの入浴を盗撮していた北之口氏は、偶然に殺人をも撮影してしまいます。
その犯人は、あのカメラマン・永田 沙織。
しかし、証言するとなると、盗撮もバレてしまうため、北之口氏は身動きがとれない。
そこで、マスコミの前で、犯人の永田にメッセージを送ったわけですな。
「消去」 「目がとらえる」等の言葉を使い、ビデオの存在をにおわせ、手の動きもハンディカメラを思わせます。
少々、苦しい感じもありますが、短い期間で必死に考えたという空気があって逆に良いかも…。
薫ちゃんから出たヒントの方は、大ファンであるはずの永田 沙織が所持していた本が第24版という
最近のものであることが、永田の嘘を示しているということのようですね。
ついに観念した北之口氏ですが、観念の仕方が、これまでに例を見ないものでした(;´Д`A
(; д ) ゚ ゚ 殺人で自首かよ!
覗きで捕まるくらいなら、殺人犯の方がマシだと、自首しようとしますが、可哀相に取り合っても貰えません。
当然、右京さんにも説教喰らってしまいます。
大暴れして、“北之口秀一記念館”をぶち壊した北之口氏、逮捕です。
と言うか、ラストまで来ると、捜一公認になるのか?
伊丹さん、確実に特命係に任せてますよね、北之口氏のことを…。
と思ったら、捜一トリオは永田逮捕のために控えていたんですね。
薫ちゃんの 「罪名はブランドじゃねぇんだよ」
右京さんの 「罪を選ぶ権利などあなたにあるはずもない」
どちらの言葉も、北之口氏には耳が痛いでしょうな。
【総評】
黴の望む犯人像には、三歩ほど足りなかった感がありますわー。
自信満々と言うよりは、虚栄に満ちたタイプの人でしたね。
理想の犯人は、亡き岡田真澄さんのような方です(*´∇`*)
恰幅が良くて、ダンディで、捕まっても余裕たっぷり。 でも右京さんの一言で胸を突かれる…みたいなね。
今回の話は、ツッコミどころもありましたが、なかなか面白かったですー。
永田沙織の偽証も、単なる信者の暴走ではなく、必要に駆られての行動だった、という点が良いですね。
ただ、『せんみつ』でも、偶然犯行を目撃して…というシチュエーションが出たばかりだったので
もう数話後に観たかった話ではありました。
【来週の相棒】
現代の侍と称される男が “斬殺”されるという事件。
自首した犯人は、真剣勝負の末に斬ってしまったと言うが、その年老いた体でそれは不可能…?
と言うお話。 面白そうですねぇ(*´∇`*)
予告では伊丹さんがチラホラ出てきていますが、こりゃまた女性に惚れちゃうパターンかな(´m`)
リサ先生、リカさんと来たら、次は……?
Posted by 黴 at 23:26│Comments(0)
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