相棒　5th season　第4話　『せんみつ』 (06/11/01放送)
　宝石強奪事件のニュースが意味ありげに流れています。
　予告では、空き巣事件がメインになっていましたから、これが何らかの形で関わってくるんでしょうな。
　そのニュースを観ていた特命係の元へ、深刻な顔をした三浦さんがやってきました。
　トリオの単独行動に、角田課長もびっくりです。

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　右京さんに話があるという三浦さんですが、思い直したように口をつぐんでしまいます。
　空気を察した薫ちゃん、角田課長を追い出しに掛かりました。
　「定例会議が…」などと言われて、ぐいぐい押し出される課長…(ﾉд`)

　空き巣の常習犯・槇原　ソウジは、“せんみつ”とまで言われる大嘘つき。
　三浦さんも、何度か槇原を捕まえているものの、一度たりとも本当のことを言った試しがないとか。
　そんな槇原が、とある別荘に侵入して捕まったのですが、何故か取り調べで１つも嘘を吐かない…。
　巨大な不信感を抱きながらも、立場上おいそれとは動けない三浦さん。
　そこで右京さんに槇原を探ってもらおうと、やってきたのだそうです。
「あるはずのものがない、ないはずのものがある」
　そこを突けば真実が見える、という右京さんですから、当然この “せんみつ”の自白に興味を持った様子。
　薫ちゃんと2人で、早速 “せんみつ”に会いに行きます。

　その犯行について尋ねる特命係ですが、槇原は淀みなくペラペラと証言します。
　対して、その小さな矛盾点を突く右京さん。
　しかし槇原も指摘に対して、すぐさま前言を撤回し、まったく別のことを言い始めます。
　槇原の話に出てきた人名・地名が、「杉下」　「亀山」から連想できるものであることに気づき、
　まったくの作り話であろうと推察する右京さんですが、どちらも頭の回転が速いこと速いこと。
　槇原のキャラクターがコミカルなので、軽い感じに仕上がっていますが、かなりの攻防ですよね。
　いやぁ、好きですよ～、こういう展開(*´∇｀*)


　槇原を問いつめる右京さんと、現場へ向かった薫ちゃん。
　右京さんが薫ちゃんと携帯で通話する後ろで、じぃーっとその様子を見つめる奥多摩署員が面白い…(´Д｀;)
　「何してんだ、この人ら…」と思ってるんでしょうかね。
　そして、通話を終えて振り返り、一礼する右京さんに、礼を返す皆さん…(´m`)
　一方の薫ちゃんは、別荘近くの産廃所で死体を見つけてしまいます。

　槇原が殺したのではないかと焦りを見せる三浦さん。
　話が掴めない伊丹さんは、仲間外れにされて可哀相…(;´Д`A
　そしてトリオが揃って着ている透明の合羽が、やけにおかしい…(￣∀￣*)
　結局、槇原は殺人事件の参考人として捜一に取り調べを受けますが、殺人罪で捕まらないために
　空き巣で逮捕されるように仕向けたというのは、かなり無理がありますよね。
　死体が見つかった場合、同時刻に起きた空き巣と関連づけない方がおかしいですし、
　死体が見つからなければ、犯行は表沙汰にならないんですから、わざわざ空き巣をする必要はない。
　可能性としては、誰かから逃げるために、普通の人が手を出せない刑務所へ…というパターンでしょうか。
　よくありますよね、小説なんかでも。
　「このままじゃ殺されるから、いっそ逮捕してくれ！」みたいな。




　これで終われない特命係。　今度は2人で別荘を訪れます。
　右京さんに傘を差し掛ける薫ちゃんですが、右京さんは自分のペースで、さっさか歩くので大変(;´Д`A
　あれー？　右京さんの携帯、着信音が電子音に戻っちゃってるー。
　4thのアレは止めちゃったのかな？
　電話の相手は鑑識・米沢。　何と殺人事件の被害者は、あの宝石強奪事件に関与しているようです。
　槇原が果たして、強奪事件とどう関わっているのかが、次の課題ですか。
　つーか薫ちゃん、どうしてそんなに懸命になって右京さんを傘に入れるんだ…(´Д｀;)

　特命係は、別荘群の東に位置する高森酒造を訪れます。
　ここでは、蒸留の済んだ酒を樽に入れ、熟成させています。
　また、バーレルオーナー制度という、樽に入った原酒に出資する制度が試みられているもよう。
　その原酒は、およそ5年経たなければ開けられることはなく、最新の原酒が熟成するのは2011年。
　それを知った右京さん、事件の真相が見えたようです。
　5年というと、槇原が空き巣で逮捕された場合の出所時期と一致していますね。




　奥多摩署に戻ってきた2人は待機していた三浦さんに事の次第を報告します。
　そして、槇原の逮捕時の所持品を確認。
　身分証明書がないことが何かのポイントなんでしょうか？
　すべてが解ったという右京さんは、槇原の自宅付近に居る不振人物の身柄確保と、“もう１つ”お願いをします。

　取調室に入った三浦さんは、携帯電話を受け、それを窓の縁に 「置き忘れ」ました。
　Σ(゜Δ゜*)　これが右京さんの “お願い”なんですねっ！？
　三浦さんの携帯を見つけた槇原、それを手に取り、室内をうろつき始めます。
　マジックミラーの外からそれを見守る3人…。
　槇原は、思惑通り、どこかへ電話をかけました。
　電話の相手は、高森酒造。　そこで槇原は、バーレルオーナーになりたいと言い出します。
　おまけに、製造年や受付開始日、果ては樽のナンバーまでを指定…。
　そこで取調室に乗り込んだ面々は、驚愕する槇原を促し、真相究明を開始しました。




　槇原と宝石強奪犯に直接の関係はありませんでした。
　強奪した宝石を独り占めした男が、高森酒造の樽に獲物を隠すのを目撃した槇原。
　男は間もなく、追ってきた仲間に殺されてしまいますが、宝石は見つからなかったようです。
　槇原は、その樽の権利を買うことで、宝石を横取りする作戦を思いつきますが、不幸なことに強奪犯たちに
　見つかったあげく、身元まで割れてしまいました。
　そこで思いついたのが、空き巣の罪で逮捕されること。
　ただ1つ、やらなければいけなかったのは、一刻も早くあの樽を自分の物にすることだった…と。


　嘘をすべて看破された槇原は、今度こそ罪を認めます。
　同郷の人間であり、誰より自分を心配してくれた三浦さんに憎まれ口をたたく槇原。
「千に一つも本当のことは言わない」　「これからも空き巣はやめない」
　槇原の胸ぐらを掴む三浦さんですが、右京さんが一言。
「嘘しかつかないのなら、今のも嘘ですね」

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【来週の相棒】
　次は、非常に重そうなテーマですねぇ…。
　連続殺人を犯しながらも精神鑑定で無罪になった男が殺害された事件だそうです。
　犯人として名乗り出たのは、娘を男に殺されたという人物。
　しかし、その犯人もまた娘を殺されたショックで精神を病んでいて…。

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